『え〜とね…猫が……会長?』
『えっ!?…なに?』
『聞いてた?』
『あぁ…猫?』
急に話を切り出した志穂についていけなくて、つい驚いてしまった
てか、動揺しすぎて聞いてない!!
不思議そうに首を傾げる志穂の髪が揺れる
あいかわらず気づいてない志穂に俺はひと安心
つうか普通はきづくだろ!!
『だから!!猫がいたの!!』
『…はぁ?猫?』
興奮したように両手をブンブン揺らす志穂は、まるで子供…
頬がピンクになってるとよけいにアホっぽく見える
『ここに…?』
『そう!!だからあたし助けようと思って…』
…助ける
助ける?
『…その猫は?』
『…降りてった』
『プッ!!!』
志穂が言った瞬間俺は吹き出してしまった
みるみるうちに志穂の顔に血が集まっていく
そして俺を真っ赤な顔で睨むんだ
怖くないけど?
俺がしばらく笑っていたからついに志穂が怒りだす
『なに!!どうせ、あほでばかですよ!!』
『あはは!!そんなこと一言も言ってねぇじゃん』
笑いながらいう俺は全然説得力ない
でも抑えようとしても笑えるんだからしかたない
そんな俺を鋭い眼差しで見る志穂
いつもと変わらなくて安心する
さっきのことがあったから目もあわせてくれないと思ってたから
笑いながら志穂を見た瞬間、ケータイの音みたいなブーブーとおいう音がさっきまで出来ていた俺たちの空間を壊していく
だれだよ!!
いまいいとこ!!
まぁ…こんなことで機嫌が悪くなる俺はおかしいのだろうけど



