本当に…やだ…。
こうも調子狂わされると身がもたなそう…
『ん?なにヘタリこんでんだ?』
相変わらずカップを片手にコーヒーと戦ってる会長さん
もう完全にぬるくなっているのにまだ飲んでる
『ねえ。あんた会長でしょ?』
『言葉使い。…そだけど?』
チラッと視線だけ向けるとちょうど会長もこっちを見ていたらしく目が合った
一々言葉使いを注意すんなんて姑か!!
あたしは一人で心のなかでツッコむ
『いや…。会長なんかの代理が務まるかなぁて…』
これは本当…。
すごい不安に襲われてる。
だってさっきほとんど一人でやってるって言ったし…
下を向きながら話していると上から会長の言葉がふってきた
『あー…。まあ大丈夫だろ?俺が傍についてて見てるし。』
『…それが心配なんだけど…。』
『ん?なんか言った?』
『言ってない。』
会長は不思議そうにあたしを見て『変な奴…』とつぶやき、呆れ顔でパソコンの電源を消す
変な奴でわるっかたね!!
『あっ。そうだ…明日放課後生徒会室集合』
『へ?なんで?』
思い出したように言う会長
てか…本当にいま思い出したみたい…。
ソファーにギシッと音をたててすわる姿はどこか気品に溢れてる
『生徒会役員の顔合わせをかねて腕のことを説明するから』
骨折した腕をこっちにむけて振る会長…
顔は意地悪そうにニヤニヤしてる
ムカつく…。
『生徒会にはどんな人が所属してるの?』
『ん〜…。変な奴らばっか…』
『えっ!?そんなんでやってけるの?』
『だから…俺が頑張ってるんだろ?』
『あ…そっか…』



