私の敵はチビ会長







な、なに言われるかと思った…




一瞬、嫌われたかと…。






でも…



すっごく嬉しい




藍川くんにそんなこと言ってもらえるなんて…




幸せずぎだよ〜…//







有頂天になった私はニコニコ笑いながら藍川くんを見上げた




キョトンとしてる藍川くんにまた嬉しくなってつい調子に乗ってしまう








『じゃあ、私達はこれからもずっと一緒だよね!』

『あたりまえ!俺たちはずっと一緒だ。』





嬉しい…



なんのためらいもなく即答して笑う藍川くんの笑顔に胸がキュンとなる










『あ。着いたよ?荷物だっけ?』

『うん!荷物を全部いどうさせるんだよ!』

『ふぅーん?てか、ここにすめばいいのに…。』





真顔で私を見つめる藍川くんは真剣



私はそれに答えられずに、藍川くんの顔も見られずに俯く






…本当は、私だってここにいたい



だって…藍川くんがいるもん





でも…




やっぱり、一緒に住むのはまだ早いってお父さんに断られちゃったから…





だめなんだ。









『…まー。無理にとは言わないけどな?じゃ、さっそく移動すっか!!』

『…うん。』











こうして藍川くんや藍川くんの家族の人にも手伝ってもらって、荷物をまとめた


荷物って言ってもほとんどは藍川くんの家族の人たちがおみあげとしてくれたものなんだけど…。








『ばいばーいっ!!またおいでんよ?』

『は、はいっ!!ぜひ!』




藍川くんのお母さんの言葉に涙ぐみながら藍川家を後にした