私の敵はチビ会長






幸せのはずなのに、終わってしまいそうで怖い



このぬくもりが消えてしまいそうで…





ずっと藍川くんの近くにいたいって思う、





私は欲張りかな?









ギュッ腕の力が強くなったと思ったら、藍川くんが『幸せ…』と声を漏らす




『っ///』






でも、




でもいまは…





このぬくもりを感じていたい




ありがとう…藍川くん











『俺さ?…さっきお父さんに許してもらった時、超嬉しくなってた!!』

『フフッ…だからあんなに強かったんだ?』

『えっ!!?俺そんなに強かった!?ごめん…な?』

『全然いいよ!!私も嬉しかったから』





こんな会話がとても楽しい


藍川くんが笑って私もつられて笑う






背が私よりもすこし大きい藍川くんはすこし見上げないと顔が見れない



この背の距離も大好き





なんでも大好きでそまってるんだよ。



私にとって藍川くんは




好きっていう感情のそのものなんだ












『亜姑?』

『へっ!?な、なに?』

『ぼーっとしすぎ!!ほんっと危なっかしいな〜…。』




あきれ顔の藍川くんにそう言われてすこし落ち込む




うぅ…。


確かに私ぬけてるかも…。





『…しょうがないから…』

『え…?』

『っ//…危ないし、なんか心配だから…俺が守るな!?』

『は、はいっ!!よろしくお願いします…?』

『ハハッ…こちらこそ!!じゃ、俺になんかあったら亜姑よろしく?』

『う、うん!!まかせて!?』