私の敵はチビ会長








『おーい。お茶。』



俺はいま生徒会室の調理場に向かって叫んでいる


理由はお茶。




ここまで戻ってくるのに相当な時間をくって喉がカラカラ


これから…どうしよっかな…



『はぁ?自分でやってよ、チビ』



調理場から顔をのぞかせた志穂は怪訝な顔になる




『だって俺いま怪我してるし?それにチビじゃない』

『チッ…さっきまであんなに騒いでたくせに…』

『おまえが騒がさせたんだろ?』




志穂はチッとまた舌打ちして調理場に戻ってく




はぁ〜…。


ほんと可愛げのない奴…



俺はそっとため息をついてパソコンに視線をうつした








あれから1時間以上たつけど、沙織達はかえってこない…


そして進もこない…。




なにかあったのか?





『たくっ…。なにしてんだ、あいつら…』



俺は左手で起用にキーボードを打っていく


規則正しくなる音は俺にとっては心地いい





えーと…

学校ページは…






『ほら、もってきてやった。』




顔をあげると綺麗に装飾されたカップをもちながらたっている志穂がいた



まあ…不機嫌そうなのはほっとこう…




『ん。サンキュー』



俺は志穂に笑顔を向けてカップを手にとった





ゴクッ




俺の喉にながれるお茶…



お茶?





『うぇっ!?なんだこりゃ!!』

『あははは!!引っかかった!それはコーヒーで〜す♪』

『…しょうもな…。』




そういったが嬉しそうに俺を見る志穂を見て俺もなぜかちょっと嬉しくなった




だけど、ひとつ問題が…