私の敵はチビ会長










バタンッ





『いた…。』




勢いよく自分の部屋のベットへダイブしたら角に足をぶつけてしまった





けっこう痛かったけど、それほどでもない






でも…






『っ…ヒック…うっ…』





涙があふれてくる





なんでこんなことで…



止まらない涙に苛立ちさえ感じるほど







『…止まれよっ!!…うぅ…』




布団を床に投げ飛ばし枕を投げつける




こんなことしたって虚しさがふくれるだけで、なにも変わらない



わかってるけど、何かしてないと不安だから












しばらくして



やっと止まった涙



あたしも落ち着く





今日一日でたくさんのことが起こったから頭がぐちゃぐちゃ




なにも考えたくないのに思い出す






沙織…どこにいるんだろ



早退なんかして…。





本当はあたしの手でなんとかしなきゃいけないのに



沙織に甘えてる自分がすっごく嫌






そして、会長のことでなにもできずにただ泣いてる自分もすっごく嫌い





なにもできないじゃん…



あたし…。








『…もぉ〜っ!!!!!嫌!!!』




自己嫌悪に耐え切れず叫んでみたけど、


それすらもセコイ考えだと思ってしまう