私の敵はチビ会長





『痛って!!おまえ加減しらねぇだろ?』

『知らん。』

『怖っだからモテねぇんだよ。』




会長が悪いくせに、グサッとくる言葉をあたしに吹っかけた



まるであたしが悪いみたいに振舞う会長がすっごいムカつく!



しかも自分がモテてるからって普通女の子にそんなこと言う!?


あたしは女の子にみえないかもしれないけど!!





あたしの眉はピクピクと痙攣を起こす




『うっさいっ!!これでも一応、告られたことあるから!』




焼けになってるのは分かるけど会長相手にそんなこと言うんじゃなかった


だっていくらあたしが多少はあるといっても会長の比じゃない




絶対返されるにきまってるし。



それでも言ってやった感で会長を睨む





一瞬ビクッと震えた会長だったけどゆっくりとあたしに向き直る





『…いつ?』

『は?』

『いつ告白された?高校入学してから?』




なんか分かんないけど後ろに黒いオーラをだして俯く会長


声も何気に低いから超怖い




え?え!?


なんで怒ってんの!?



戸惑って目をパチパチさせる

不思議だったけど、ここは正直に…






『きょ、今日…か…な?』



遠慮気味に出した言葉は逆に会長にを仰いだみたい




『はい?今日?』

『う、ん。帰りに呼び出されて…少し。』




俯いていた顔がゆっくりと上がっていく



あたしの心臓もそれに乗じて大きくなっていく




ドクン


ドクン