<恭哉>
『へぇ〜♪沙織ってあっちに住んでんだっ!!』
『うん☆欄も近くだったよねっ!?久しぶり過ぎて覚えてないけどぉ』
『近くだぜ!今度遊びに行っていい?』
『うーん。いいよぉ♪』
『やった!!』
なんだこれは…
俺の頭はいまの状況についてけてない
だからなんとか整理しようとしてるんだ
オレンジジュース飲みながら
え〜と…まず…
沙織と欄しか話してねぇっ!!
てか沙織は欄と話てんのにドアを頻繁にチラ見してるし
なにしてんだ…?
欄は欄でなんか必死だし…
欄は俺らの生徒会の会計係でフルネームを霞真欄(カザマラン)
明るい馬鹿で進と似てるな
これが、今の俺の頭ん中…
て!!
んなことはどうでもいいんだよ!!
進は!?
進はどこ行ったっ!!?
あいつが生徒会室に来いって言ってたくせに…
バックレ!??
…それより、さっきから気になることがある
俺は青いソファーのほうをチラッと横目で見た
俺の目線の先には
俺よりイライラオーラを放っている女
昨日なぜか逃げた沙織の友達だ…いや、親友
すげぇ怖い…



