私の敵はチビ会長










しばらくたわいもないことを話してたけど、不思議と笑いが絶えない



会長がバカなことをいうおかげなのかわからないけど



とても楽しい。














『なぁ志穂?』

『ん?なに?』

『さっきから気になってたんだけど…あれなに?』





首を傾げた会長が指差した先にあるのは欄さんからの誕生日プレゼント



会長が来たから出しっぱなしで忘れてた…








あたしがそのことを説明したら会長は顔をパッと輝かせて






『欄がどんなん選んでんのか見たいっ!!』




目が光るほど輝いてる会長を眩しそうに手で隠し



それでも近づいてくる会長に必死に頷いてやっと離れた




…び、びっくりしたっ

急に目が光ったし…





まだ輝いてる目を横目で見ながらシュルとりぼんを外してく


なんかあたしが見られてるみたいで恥ずかしいな…




袋を開けていくとなかからかっこいいネックレスがでてきた





『っ!!わぁ〜♪かっこいいっ!!』




シンプルだけど☆のところに綺麗なパールが埋め込まれている


小さいけど美しく輝くそのネックレスにあたしは心を奪われて


しばらく会長のことを無視して嬉しそうに眺めていく





こういうのあたし大好きッ!
欄さんありがと♪


あっそうだ!!今度お礼しよ



笑顔で決意をしていると後ろから低くくおぞましい声が聞こえてきた









『……おい…無視かよ?』

『ぎゃぁあっ!?』



顔も怖くなっている会長に思わず後ろにのけぞる


お化け屋敷で幽霊にびっくりしたあの感じ…



びっびっくりしたっ!!


心臓がバクバクいってて寿命が5年ぐらい縮んだかも


キッと会長を睨むと思いっきり頭を叩いた