私の敵はチビ会長




可愛いなぁ…。



しみじみと目の前のちっこくて可愛い生物を観察


頬をゆるませながら会長を見ていたら



急に飲む手を止め、不機嫌そうな顔をした会長と目が合う




まだ頬が緩みきってほんわかと見るあたしに口を尖らせる




『なんだよ?』

『…別に?可愛いなぁ〜と思って。』

『はぁ!?可愛いィだ?嬉しくねぇ〜。』




あたしの解答に驚いた声をだしながらも、


目じりにしわをよせながら笑う会長




あたしも一緒になって笑い出す








さっきまで会長を家に上げたこと後悔してたけど


いまはそんな気持ちはどこにもなかった




変わりに、



楽しくて、嬉しくて…



こんな時間が続いてほしいと強く思った