私の敵はチビ会長







『あっそぉだぁ!!思い出したぁ♪…フフ』




急に大声で騒ぎ立てる沙織


…?


その声に対して大げさに耳を押さえて嫌そうな顔をする




何言ってんのこの子は…


声のボリュームさげなさいっ!!





『なに?ケツ拭くのでも忘れた?』



拗ねた顔で嫌味にトゲをだしてみる



『はぁ…。志穂…って馬鹿?』




…なっ!!


なんだその哀れみの目はっ!!?



沙織に馬鹿って言われたくないっ!!



ワナワナとしたけど、別に反抗しなくてもいいかなって思って冷静にことを進めた









『で?…なに思い出した?』

『あのねぇ〜今日、生徒会室に用事あんだっ!!』

『へぇー』

『へぇーってなによぉっ!!』





だって…


死ぬほど興味ない…



てか…生徒会室ってやなこと思い出すんですけど





『とにかくっ!!いっしょに来てぇっ!?』

『やだ。…って!!なにすんだぁ!?このっ』




あたしはあえなく強制連行されていったのだ…