私の敵はチビ会長







『ふっ…ふふ。ふふふふっ』





こ、怖い…


怯えながら不気味に笑ってる葉月先輩を見る


後ろには優さんが涼しい顔でケータイをいじくって会長と話してる




助けてよっ!!




sosを送りつづけてるけど軽く無視






『まだプレゼントわたしてないわよぉ〜っ♪』





…え?



なにをされるかと思ったら


笑顔でプレゼントを手渡してくる葉月先輩






引きつった笑顔だけどありがたく感謝しながらいただきましたっ!!



受け取ったらまた可愛く笑う先輩にあたしは胸がきゅんとしてしまう






『あ。これ欄から預かってた奴。あと俺からの』

『わぁ〜っ!!ありがとうございます♪』

『いえいえ』




うれしいっ!


欄さんからはポップな袋のプレゼント。

それに…優さんからもプレゼントをもらえちゃいました




本当に今年はいい年だなぁ〜。



しみじみひたっていると間抜けな声が後ろから聞こえてきた














『え…今日志穂誕生なの?』







いっきに静かになった部屋。


そ〜と振り返ると





間抜けな声で間抜けな顔をした会長が間抜けに立っていた






…。






みんな言葉を失う










そんななか葉月先輩が口を開いた






『…え?知らなかったの?』

『…ま、まぁ?』

『で、でも自己紹介のとき言ったじゃん』

『記憶に残って、ない…』

『みんなの絶対祝おうって言ったよね?』

『…い、言ったかなぁ?』

『プレゼントは?』

『……ない…かも。』