私の敵はチビ会長



<志穂>





やっばっ!!


遅れるっ!!




ガバッと布団をはねのけたあたし


時計を焦って確認する





8:30…遅刻







急いでベットからはいだし朝ごはんを食べはじめた


パンを温めようと乱暴に電子レンジをあける。




バキッ



…へ?



今のやばそうな音はあたしの握ってる電子レンジからでた


あたしは持っている取っ手をプラプラさせる





プラプラ…?



…あーちくしょっ!!



最悪…電子レンジが壊れた


もう…昨日はテレビが壊れたような




あたしはおそおそる周りを見渡してみる…部屋はボロボロ


なんか…お化け屋敷みたいな






『なんでこんなときに…』


かなり落ち込んでイスにもたれかかる




ギィ


軋むイス



沙織はこれがいい味でてるねとか言って気にってる


ありえない…



なら部屋変わってよ…




ボロイ天井を仰ぐように見つめるあたし




沙織の部屋は超スペシャルいいとこ!!


あたしとは天と地ほどの差がある




ボーっとするとなにかといろいろおもいだす…嫌なことまで。







『あ…そういえば昨日のことがあんじゃん…』



走って逃亡してきちゃったんだっけ…



最悪だよ…













遅刻ギリギリでまに合った私


息を整えクラスの中に入る

クラスにはもうほとんど全員来ていた




コンロのことは帰ってから考えることにしよう…。ていうか部屋を変えてもらおう。






『おはぁ〜♪志穂おっそ。』

『あ…。』




たくさんの人のなかからめざとく私を見つけた沙織…



うっ…


昨日のことなんて言おう…


考えるためには俯いて考えるのが私にとっては最適