あたしは彼女の悲しむ顔をこれ以上見てられなくて、


あたしも自分の気持ちに気づいたら





こんなにも回りが見えなくなってしまうのかと思うと



…怖くなる










やっぱり…







あたし、ダメだよ









このままここにいたら…












気づいちゃう












あたしの会長に対する気持ちが











そんなの……












バンッ





『ッ!!…ちょっと!?』





あたしは女の子の言葉を無視して



その部屋から飛び出した









まるで



逃げるように