私の敵はチビ会長










『うっせぇ。あんな変態副会長と一緒にすんなっ!!』



進を俺の上から投げ飛ばし床に落とす


けどすごい音をたてて落ちって行ったにもかかわらず、笑顔で復活してきた進


本当に頑丈なヤツ…





『だ・け・ど・♪女の子には興味あるんでしょ?』



…なんか言い方が腹立つんだけど



俺は進がなんでこんな話すんのか気になって興味本位で進の話を聞いてみた





『だって恭モテるのに彼女全然つくんないじゃん!?』


案の定楽しげに笑ってる進を俺は軽く睨む



『別にいいだろ…ほっとけ』

『ヤダ。てかさマジで奏くんを見習えば?あんなに彼女つくって』



進はお得意の呆れポーズをしてくる。

両手を左右に広げて顔を左右に振るポーズは超ムカつく…



つうか…奏輔のは浮気だろ…?


あれはナンまただ?



『はぁ…。』


俺は進に聞こえない程度にため息をつく

マジで疲れた…。




『はいはい…ゆっくり考えさせていただきます。』



つうかマジで早く帰れ!!


ここ俺の部屋!!

今、俺の睡眠時間!!



『わかったって~じゃあ今日生徒会室集合だよ?絶対来い♪』



は?いや、ちょっと…

なんか勝手に決められたんですけど…?



進は時計を確認すると『あっヤバ!!』といって慌てたように走り出した



『じゃあね!』


そう叫ぶと窓から飛び出しってた進…



不思議がってる俺を見捨てていくぐらいだから

相当焦ってるんだろう




って!!あいつ馬鹿か!?

ここ…最上階だぞ!?!?


窓から降りるなよ…




俺らが通ってる学校は寮制でホテルみたいに寮が立ち並ぶ


この学校、学校自体はめちゃくちゃお金持ちだから

かける予算が一味違う



俺は最上階のスイートルームみたいな部屋


優秀順に部屋は決められていくから、まぁ結構イイトコ




『はぁー…。』



学校が終わるまであと9時間…


寝るか…