『…は、マジ!?』 『……は?なんで驚くの?』 驚きを隠せない俺に志穂はきょとんとして、俺を見ながらそう言い放った へ、へぇ〜… 珍しいこともあるもんだな… 俺が感心したように頷いていると 呆れたのか、笑みを残してバンドを見る志穂 俺はステージ、志穂、男達と気を配りながらまだ慣れないゆずを堪能した 志穂は盛り上がって立ち上がってるし… 俺は恥ずかしくて小さく埋まった それからしばらくお互いなにも話さない 静かで寂しい時間が続いた