俺の部屋の中
ギャアギャア
アギャーーー!!
キャッキャッキャァ〜〜〜
ギャハハハハッ
…うるさい。
こんな雑音が飛び交う俺の部屋はもう戦場
唯一静かにしてるのが千香と小山と俺
4人しかいないのに100人分ぐらいの声が聞こえてくる
『うるさい…』
『よっ♪恭哉ちゃん〜?飲んでるかいッ?』
『のまねえよ。つか、なんで酒臭いんだよ?』
『えっそう?』
鼻をつまんであとずさりするのに郁は段々近づいてくる
あ〜…完全に酔ってんな
逃げ場が壁でなくなってピンチになりそうなとき
郁の後ろから手が伸びてきて郁の首をばっちりとつかむ
『おわッ!?』
『ふぅ〜…ナイス千香。』
千香は黙ってそのまま郁の首を絞め続ける
郁の顔色はどんどん青紫色に変化していって
最後にはバタリと床に倒れこんでいく
え…。死んでない?
おそるおそる脈を確認してみると
良かった。ちゃんと生きてる
『こいつは俺にまかせていいから』
『ありがと千香』
でも郁が死んだことによって暇になった俺は時計を確認
…もう志穂帰ってんのか?
時間はだいぶ遅くを指していて、こいつらがまた買出しに行ったところをみると
今日は泊って行く気だな…
千香と郁と小山しかいないいまのうちに連絡いれとくか
『よし。送信完了。』
慣れた手つきで文章を打ち、すばやく送信をし終わった
ふぅ〜…こんなとこ郁とかに見られたらやばいもんな…
まぁ。死んででそれはできないけど
俺はメールなんてあんまり送らないから誤解されたら志穂に迷惑が掛かってしまう
その心配からあんまり内容を考えれなかった



