<恭哉>
自分のクラスの仕事が今日はないから俺は志穂と別れた後
足早に寮に戻っていく
『はぁ…疲れた。』
自分の部屋でリラックスしていても志穂の顔が浮かんでしょうがない…
いや、別に気になってるってわけじゃなくて、
俺のせいで怒られなきゃいいなとか
あれ喜んでくれたかなとか
そんな感じの考え事
…眠。
ピンポーンピンポーンピンポーン
俺が制服を脱いでソファーに横になろうとしているとき
大きな音でインターホンが鳴った
『はぁ…誰だよ?』
ふてくされながらネクタイをソファーの上に投げシャツのまま
乱暴にドアを開ける
『はい…。』
『やっほぉ〜ッ!!』
『来ちゃった?』
『恭哉ん家でけぇ〜。』
若干の笑顔を作っていた俺もそいつらの顔を見た瞬間
一気に不機嫌な顔へと豹変していく
…マジかよ?最悪。
ニコニコ笑顔で立っている5人組…
男3人に女2人のそのコンビは、俺のよく知ってる奴ら
『何しに来た?』
『なにってひどいッ!女の子に向かってその顔もひどいッ!』
俺の頬を膨らませて人差し指でつっつく女
その腕を素早く捕まえ顔から離す
俺の行動に不満なのか頬を膨らまして俺を睨んだ
なぜから顔を赤らめて…
なんでだよ…。



