『い、いらっしゃいませッ!!』
『うわぁ〜…かわいい…///あ。どうも』
笑顔で水を渡すと顔を赤らめて笑ってくれる
あたしも嬉しくてついつい頬を赤らめてしまう
しかし…
この格好はいかがなものか?
あたしは自分の姿が恥ずかしい
それは今日あたしが着ていた魔女の服
未夜が『いいからいいから』とか適当なことを言って無理やり着せたんだ
…自分がだめっていったくせに
でもなぜかお客がどんどん来るようになって未夜はご機嫌
あたしは疲れるけどかわいいとか喜んでもらえるから別にいいんだけど…
でもあたしはかれこれこれで2時間は働いてる
そのうち取ったオーダーは200以上…
すごくない?
さすがに体力バカのあたしでもだるくなってきた
『ふ〜ん♪ん〜♪あっ!志穂!!』
『未夜?どうしたの?』
『いやねぇ〜なんか予約いっぱいで大繁盛してるから志穂そろそろ帰っていいよ?』
『本当に!?』
『沙織もいつのまにかいなくなっちゃたし、もうすぐ閉店だからさ?』
『ありがと♪未夜!!じゃ』
周りに花がついた笑顔の未夜に手を振ってあたしはホールを駆けてく
やったぁー!!暇だっ!
あたしは風の速さで寮の自分の部屋に舞い戻りベットに
ドボンッ
『あ〜♪幸せ♪』
魔女の格好のままで少し動きづらいけどとても幸せの気分



