私の敵はチビ会長









『いらっしゃいませ〜ッ!!』

『え…?あ、はい。』





来店したお客さん大学生ぐらいのの人があたしを見て驚いて唖然としてる



あたしも冷や汗をかきつつ見つめ返してたらお客さんが二人とも噴出す




なっ!?…失礼!!





『…こちらへどうぞ。注文がお決まりになりましたらお呼びください』




完璧にテンションが下がって暗くそう言ったら



そこらじゅうを監視していた未夜に





『ちょっと失礼しまぁ〜す』





笑顔で耳をひっぱられ裏方へ連行されていく


痛たたたっ!!!!




耳が赤くなっていくのにも構わず歩き続ける未夜をつねったら



逆にまた叩かれてしまった




うぅ…。なんなの。






『もうっ!せっかく取らせてあげてるのに…なんでそうなんのっ!?』




裏手で大声出していいからって雷のように怒ってくる


噴火しそうな未夜をなるでく沈めようと苦笑いをすると




眉毛をピクピクさせ始めた…





あ〜…。


だいぶ気が立ってらっしゃるようで




でもその理由はなんとなく分かる




多分…あたしがいつまでたっても戻ってこないし、仕事は全然出来ないし、




お店もかなりすいてきてしまったから



…お店はあたしのせいじゃないけど…






『志穂聞いてるっ!?』

『は、はいっ』

『…ならやってくれるよね?』




なにをっ!?


話はちゃんと聞いていたけど、そんな話でてきてないよ?



説教やお店の状況ばっかで耳が痛くなってるのも確か




『いいからッ!やれっ』

『え…ちょっ!!?』



あたしはお店の裏通路を抜け見覚えのあるところへ引きづられてった





…え?もしかして…。