私の敵はチビ会長




『言いたいことあるなら言ってよ?』

『だったらいっぱいあるよ!どこ行く気っ!?』

『え…まぁ。別にいいじゃん。』




苦笑いしながら髪の毛をポリポリかく会長



あたしに悪いと思ってるのかなんとなく表情が暗い




それを見てなぜか知らないけど楽しい気持ちと悲しい気持ちが混じりあって




…わけわかんない。







『あ〜…。ごめんな?』



顔を前髪で半分ぐらいまで隠し、低く謝る



そ、そんな謝らなくてもいいのに…。






『べ、別にいいよ?それより…早く行こ?』




そっけなく言うけど絶対恥ずかしいって分かっちゃうようなしゃべり方



『…うん。』



会長は笑ってそういうとまたあたしの手をひぱって歩き出す



このときあたしはこっそり笑ってしまった









…ん?



前を歩く会長を見ながら違和感があることに気づく





それもそのはず、



あたしの手を握ってるのは会長の左手







『はぁぁぁあっ!??』

『っつう!!…なんだよ?』

『う、う、腕が治ってる!!』




あたしの腕ごと会長の左腕を指差したら会長が呆れた顔でこっちを見ていた



興奮気味のあたしを見てため息




な!!



平然としてる会長の表情に若干イライラしてくる







『治ってたよ?志穂が俺を避けてるあたりから。てかいままで気づかなかった?』

『…うん、気づかない。』




避けてるを強調されたことにたいしてあたしは会長と目が合わないようにして顔を俯かせる



でも良かった。これであたしは変な罪悪感がなくなる…





あ…でも。