私の敵はチビ会長







『どうも。では行きますんで』

『…ちょっと待てよ?』

『はい?』




まだなんか…


引き止める男にイラッとしながらも冷静に笑顔を保ちながら振り向く






っ!!?



すぐ後ろにさっきの男が立っていた。あたしを上から見下ろしてまたニヤニヤしてる



びっくりして一歩後ろに下がったら今度は素早く手が伸びてきて




あたしの腕を痛いくらいに握った






『痛っ…。』




周りは自分達のことで忙しいみたいであたし達の騒動なんか目にも入ってない



ズキズキ痛む腕を手から振り払おうとしても取れなくて


威嚇のつもりでキッとその男を睨んだ






『嘘ついちゃいけないなぁ〜。お兄さん傷ついちゃった』




ニンマリと笑うその男



キモいっ!!!!


イモ男め!!!




他の仲間達もニヤニヤ笑って立ち上がった






チッ…。この状況どうしよう



『償いとして外へデートしに行こっか?』

『はっ!?ヤダ!!離してっ』

『恥ずかしがっちゃてかわいいなぁ〜』




恥ずかしがってないから!!

気持ち悪がってるだけだから!!




男の言葉の節々にむかつきながらもなにもできないでいる自分に腹が立つ



男の手をどかそうとするけど、あいつこっちの手を動けないようにねじってる




んなろ〜せこいっつうの!!


そうこうしているうちに少しづつに中学生の頃の記憶が戻ってきた




握りしめる拳の感じ


相手と向き合うときの緊張感



そしてなにより殴るポイントが正確に目から伝わってきて…





ウズウズしてきた