教室の裏口(スタッフ専用口)からコソコソと店内に進入した
お店には溢れんばかりの人がきしめきあっていて、地獄のよう…
良かった…。あたし料理係で
苦笑いしながらやつれたように写真をお客といっしょにとってる沙織を見るとそう思う
『えぇ〜と。お客さんは…』
キョロロと混雑してるお店の中を視線を泳がす
たしか…未夜の話によると7番テーブルにいるって話だけど
でも人が多すぎてどれが7番か分からない…。
…しかたない
あたしは意を決してお店の中へと足を進めた
服装が浮いてるけど、料理係がたまに来ることもあるらしいから目立ちはしなかった
ん〜…ないなぁ
店内の隅にある個室の4番テーブルの前を通り過ぎようとしたとき
『なぁ?あんた今一人?』
『は?』
開いているドアのすきまからテーブルに座ってる男4人が声を掛けてきた
はぁ?なに?
いかにもチャラそうな男達にあたしの眉間にしわが寄っていく
ニヤニヤしながらチラチラ見てくる態度がどうにも気に入らない…
『1人だったら一緒にどう?』
『…遠慮しておきます。』
『えぇ〜?いいから座ってよ』
どう見ても冷めた感じで言ってるのに引かない男達
拒否してるあたしの腕にすっと手をのばし無理やり据わらせようとする
触られたところが菌にでも犯されたように気持ち悪い…
でもあたしはこういうのには慣れてるから慌てなかった
『離してください』
『い〜や。座ってよ?』
『離さないんだったら殴りますよ?』
『は…?』
にっこりと微笑みながら言ったその言葉に驚きを隠せないみたい
手の力が弱まっていく
その瞬間勢いよく腕をはらった



