「付き合わない?」


彼は私を呼び出して
すぐそう言った


甲田 雄大…


彼のこの言葉には
愛なんてない…


「愛羅?」


彼は私の名前を呼ぶ…


嫌いな名前…


「いいよ。」


私は彼を見返した


チャイムがかすかに聞こえる


「はいこれ」


雄大は紙を私に渡しさきに行ってしまった


メモには
メアドと携帯番号


メモの下の方には

『登録よろしく』


と書かれていた