「そう言えば、海斗先輩とはどんな感じなの?」
海斗は私の彼氏。
2個上の先輩で、高1から付き合っている。
野球部で学校で一番人気だった海斗から告白された。
正直言うと、タイプではない。
ただ、優しくてお金があって、それなりにカッコよかったから付き合っている。

「普通な感じかな。そんな好きってわけじゃないし。」
「どうして、好きじゃないのに付き合ってるの?!私は考えられない!」
「確かに、秋乃は成田くんに一途だもんね!」
「私は千夏の気持ちわからないでもないけどね~私とかまず男嫌いだし。男っぽいからかな~」
「今度帰ってくるから会うけどね。大学行っちゃったから会えないし。遠距離は私にはホントに無理…。」
「遠距離はさびしいよね。」
「私は遠距離でも全然行けるね!」
「秋乃は天然記念物なはず…。」

行きつけのファミレスでガールズトークをするのが私たちの楽しみ。
バカ話ばっかりして、楽しい時間をすごしていた。

「じゃあ、また今度ね!」
「うん、メール待ってるわ。」
「海斗先輩悲しませないようにね!」
「わかってるし、秋乃!みんなじゃあね。」
秋乃の言葉は胸に響くなぁ…。