そして、今日から夏休み!彼氏いないから、女磨きを頑張ってるから毎日家の近くの公園をランニングするのが日課。
今日も普通に音楽聞きながらランニング。いつもより遅く家を出たからいつもよりも今日は暗い。スピードを上げた瞬間に・・・
「きゃぁ~」
石があったことに気付かず、思いっきり転倒してしまった。
すると、
「大丈夫?」
「はい…。」
その人は私をベンチまで運んでくれた。
「すいません。もう大丈夫なんで」
「こんな遅い時間に走ってたら危ないよ。送って行こうか?」
「本当に大丈夫です。家近いので。」
「血出てるよ。」
そう言って、その人は私の傷口にタオルをあててくれた。
「あ、ありがとうございます。」
暗くて顔がはっきりわからない。
「やっぱり、送るよ。心配だから。バイクだけどね。」
「すみません。」
「いいよ!家案内してね。」
その人の背中は暖かった。
「ここです。ありがとうございました。」
その人の顔が玄関のライトで初めて分かった。
とてもきれいな顔立ちで、単純言えば私のタイプ……!
「どういたしまして!よかったら、メアド交換しない?」
「あっ、いいですよ。私もお礼したいので。」
「お礼なんかいらないよ!じゃぁ、メール待ってるね^^またね。」
「さようなら。」