近藤先生は、ツカツカとアタシを背に歩き出して行った。 それがまあ、早いこと。 ちょ、ちょっと… マイペース過ぎません? ……先生。 ちょっとくらい、アタシに気を配ってよ…。 アタシは先生に付いて行くのに必死で、周りの景色も楽しめない。 しばらく付いて行くと、ある教室の前でやっと止まってくれた。 「ここが、藤井さんの教室。 んーと。 説明は――「あ、大丈夫です! 昨日で全部聞きましたんで!」」 い、言えた!! ヤッタぁ! 言い返せたぞ! 早口言葉で喋る近藤先生に、アタシは言ってやった。