俺は冷蔵庫から、水を取り出し、口に含んだ。 「……冷めてぇ」 ひとり言が零れる。 ……ヒマだ。 俺は頭に浮かんだ場所に向かう事にした。 薄暗くて気味悪い廊下。 …なにか出て来そうだな。 俺は口角を吊り上げた。 これじゃあ、傍から見ると俺の方が気味悪ぃ…。 自分で、そう思いながら。 ここは…嫌いじゃない。 うん、嫌いじゃない。 俺は静かに大きな木の下に座る。 そして、ゆっくりと目を閉じた。 俺は、眠れない。 けど、この木の下では…安心出来る。 俺の雄一の場所。