これで安心だぁ…。
「じゃあ、明日一緒に行こっ♪」
「へ?」
「いーじゃん♪ ね! 優輝!」
「ああ。 けど、アイツは?」
アイツ?
誰? 誰だ?
きっと、優輝と翔と一緒に居る子だから、イイ人なんだろーなぁ。
「大丈夫! 俺が無理にでも連れてくるし」
無理にでも?
……なんかヤな予感がする。
「そうだな! あ、じゃあもう失礼するよ。 まだ準備もしてないだろ? 今日はゆっくり休め。 明日から大変だぞ?」
「うん! ありがと」
大変…?
ちょっと理解できない言葉があったけど、アタシは置いとく事にした。
「じゃあね~! バイバイっ!!」
「うん! 明日ね!」
アタシは2人に手を振り、ドアを閉めた。
なんかパワフルなお友達が出来たなぁ。
そう思いながら、部屋を見回した。
なんと、今気づいた事に、ここは3LDKだった。
………あり得ない。

