昼休み


ドーンッ、

中庭で爆発音が聞こえた。

「何の音かしら?」

中庭に椿、楓、圭吾、叶、幸大、常盤、風牙、ライカが集まった。

「これみたいですね。」

小さな箱が焦げている。


「この程度であんなに大きな音がするかしら?」

椿は箱を眺める。

「た、確かに箱もバラバラにはなってませんし、危ないんじゃ…、」


楓が二度目の爆発を危惧する。


「ライアット・エージェント。」
圭吾が近くに落ちていた何かの破片を見て呟く。


「何だ?そりゃ。」

幸大が尋ねる。


「音と光の手榴弾です。

まぁ、スタングレネードの一種です。」


「まずいです。」

叶が呟く。

「何がだ?」

「これは明らかに私達をここに集めるために用意されたモノです。」



「御明答!」

以前、幸大と対峙した男を戦闘に数人が現れる。


「あんたたち、私達を集めて何をする気?」


「ハハハハッ、こういう事をする気だ!」



ゴウッ、

校舎の一階の一部から光が放たれる。


「あれは、魔法陣ですね。」

叶が言う。


一階部分で放たれた光はそのまま屋上に伸びて、何かが召喚された。