ザシュッ、

「クソッ!」

「貴方は信じられないのではなく、理解できないのではないですか?」


「馬鹿にするな!」

ヒュッ、


ドスッ、

「グアアアアアッ!」


太股を思い切り刺した。

成宮は片膝をつく。



圭吾がナイフをもう一本取り出し、両手にナイフを持つ。


「生徒会、会計。

波平圭吾、

生徒会として、貴方を拘束します。」


「たかが片足を捉えたからと言って、調子に乗るな!

獣化する奴は私だけじゃない。


お前ら、仕留めな!」

ヒュッ、

圭吾の左右から影が動く。


ガキィンッ、


キンッ、


「圭吾、こいつらは引き受ける。
風牙、そっちは任せて良いか?」


「足や手しか獣化できぬ半端な奴に私が負けると思うか?」


手足のみが獣化した奴を風牙と幸大が相手をする。



「感謝しますよ。


さて、そろそろ、負けを認めてください。」


「馬鹿にするな!」
ヒュッ、


ドスッ、

「グアアアアアッ!」

足に刺さり地面に縫い付けられる。


ドスッ、

両足が地面に刺さる。


「貴様!」


圭吾は新しいナイフを両手に持つ。


「終わりです。」

「くそが!」


ザシュッ、