場所？？？


一人の男がいた。

その場所に光が現れる。

「何事だ？」

光が弾ける。


「よぉ、ザキラ！」

「貴様、なぜここにいる。

貴様はこの世界から消滅させたはずだ。」


「お前よりも考えが深いんだよ。」


「化け物娘も一緒か。


それに、非力な人間どもか。」



「人間が非力？

だったら、なぜお前は人間の力を欲してる？


さらに言うなら、人間が非力なら最初から直接人間の血を体内に取り込めば良いだろ。


できなかったんだろ？

神の力があっても人間の力を取り入れるのは簡単じゃなかったはずだ。」


「黙れ！

人間でも神でもない貴様に言われる筋合いはない。」

「まぁ、良いさ。

取り敢えず、俺達はお前を殺しにきた。」


「遥か昔に私を殺しただろ？」


「違うな。

俺は確かに心臓を剣で貫いた。

だが、そのくらいじゃ、死なないんだ。


神の力を得てわかったけどさ。」


「気づいていたのか。」


「俺のような特異な神でも、人神でもない、

原初の神々に名を連ねるお前がこんなことをするなんて、滑稽だ。」


「そろそろ、御託はいい。

私を、殺しにきたんだろ？」