そういえば、沖田さん…今日本当に非番なのかな? 少々疑問を抱きつつ、本来の目的である山南さんの部屋へと再び足を進め出した。 「山南さん、花音です。 今よろしいですか?」 「ええ、どうぞ。」 中から落ち着いた声が聞こえ、部屋に入った。 「山南さん。いきなり来てしまってすいません…。」 「いえいえ。大丈夫ですよ。 字を、習いに来たんですよね?」 「はい、お願いします。」 *