「午前中来て、午後は自由にしていい。まだ、ここにもなれてねぇだろうしな。 用がある時は呼ぶ。茶は忘れるなよ。」 「‥はい。ありがとうございます。」 言葉はちょっと乱暴だけど、優しい土方さん。 あ、これで山南さんに字を教えてもらえる時間が増える。 「今日はもう飯食って休め。」 土方さんの言葉に障子を開けてみると、外は暗くなり始めていた。 私、そんなにぼーっとしちゃってたんだ…。 *