「花音、これも頼む。」 「はい。」 追加されたものも済み、ぼーっとしながら部屋へと戻る前のことを思い出していた。 本当良かった…。 山南さんが優しい人で。 山南さんも忙しいのに、いつでも教えてくれるって言ってくれるなんて。 山南さんの教えなら、すぐ覚えられそう。 でも、あんまり迷惑にならないようにしないと…。 そして花音は、またぼーっとしていた。 *