「はい。ありがとうございます。」





床に手をつき、深く頭を下げた。





「今日はもう遅い。詳しくは明日にするからもう寝ろ。お前の部屋は、俺の隣が空いてるからそこを使え。」






花音の部屋は、平隊士達の部屋より離れていて尚かつ、鬼の副長の隣という最も安全地帯だった。





そして、
彼にとって監視のしやすい場所でもあった。





やっぱり完璧に信じてもらうのは難しいらしい…。






「はい。今日からお世話になります。」







じゃあ解散しろ。という土方さんの言葉によって、部屋にいた人達はそれぞれ自室へと戻っていった。






「お休みなさい。花音さん。」


「おやすみー。」


「お休み。」






「お休みなさい。」





と、みんなとお休みの挨拶をして、花音も自分に与えられた部屋へと向かった。






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