花音はすでに先程までの事を忘れ、別の事に考えをめぐらせていた。 「土方さーん。花音さーん。」 別々の世界へトリップしていた2人に、沖田さんが手をふりながら駆け寄ってきた。 「あ、沖田さんお帰りなさい。 お疲れ様です。」 「只今戻りました。 有難うございます。」 私に言葉を返すと、土方さんに向き直り報告をする。 *