契りの歌





「有り得ないようなこと?」




「…あー、いや。
何でもない。
…悪かったな変なこと聞いて。」




「いえ。大丈夫ですけど…」




私がそう答えると、土方さんは何か考え込むように黙り込んでしまった。





(花音は昨日の事について何も知らないと言うことか?
だとしたら、昨日の歌は偶然…?)




(いや、しかし歌が偶然だとするとあの現象はどうなる?
原因が何なのか…。

あー、くそっ。)





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