「ふっ、そうか。 …俺は総司みたいに気ぃきかせた言葉をかけたり、永倉や平助達のように面白い話を出来るほど器用じゃねぇ。 だから俺は、こうやったりして行動で気持ちを伝えるっつーかなんつーか…」 「口下手なりに考えた苦肉の策ってことですか??」 少しからかいながら言ってみると、お前、総司に似てきたんじゃねぇか?と軽く鼻をつままれた。 「ん゛っ…いだい」 「言っとくが、誰にでもこんなことをしてるわけじゃない。」 そう囁くように言うと、簡単に手が離され土方さんがまた話し始めた。 *