契りの歌





「ふっ、そうか。


…俺は総司みたいに気ぃきかせた言葉をかけたり、永倉や平助達のように面白い話を出来るほど器用じゃねぇ。
だから俺は、こうやったりして行動で気持ちを伝えるっつーかなんつーか…」




「口下手なりに考えた苦肉の策ってことですか??」




少しからかいながら言ってみると、お前、総司に似てきたんじゃねぇか?と軽く鼻をつままれた。





「ん゛っ…いだい」




「言っとくが、誰にでもこんなことをしてるわけじゃない。」




そう囁くように言うと、簡単に手が離され土方さんがまた話し始めた。





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