契りの歌





言葉を聞くと、沖田さんはその場所へと向かっていった。



その瞳は何時もと違い、鋭い眼差しをしていた。




これが、
新選組沖田総司の目…。



斬り合いの場となったら今以上に凄いのだろうと思う。





「土方さんは、行かなくて良いんですか?」




ふと思った疑問を投げかけてみた。




「ああ。あれくらいなら総司が居れば大丈夫だからな。


…それに、お前をこんな所で一人にするのは心配だからよ。」



そう私の頭をぽんぽんとしながら言った。





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