すると、後ろで土方さんが立ち上がって沖田さんに向かって言った。 「私1人で大丈夫ですよ。 信用できませんか?」 「総司を信用してねぇ訳じゃねぇが、何かあった時は1人より2人のがいいだろ。 行くのなら、それが条件だ。」 暫く2人はにらみ合うようにしていたが、沖田さんが溜め息をはいて折れた。 「分かりましたよ。 …全く土方さんは心配性なんですから。」 *