「あ、はい。 おひたしは斎藤さんですけど。」 「やっぱ花音の作った飯うめぇ。」 何度も褒められて、皆がおいしそうに食べてくれているのを見ると嬉しくなる。 「確かに美味いな。 前も思ったが、お前料理上手いんだな。」 顔を緩ませて皆を見ていると、隣の土方さんに優しく微笑まれながら言われ、一気に顔に熱が集まってきた。 どきどきと胸の鼓動が騒ぎ出して、おさまるのにしばらくかかった。 あの笑顔は、駄目だよ…// *