「…っ、遅くなってすみません。」 少し息を切らしながら台所を見ると、まだ作り始めたばかりの様子で、心配していた事にはなっていなかった。 良かった…。 「あっ、花音さんおはようございます。 まだ私たちも来たばかりなんで大丈夫ですよ。」 「おはようございます。 そうみたいですね、良かったです。ほんと…」 そういいながら2人に近づき、挨拶を交わしながらも黙々と作業を続ける斎藤さんに、メニューを聞いた。 *