朝早いが知り合いや元バスケ部に、あいつが亡くなったことを知らせるために携帯を開いた。

待受はあいつの笑顔。

何度恥ずかしいから消せと言われたか。


時刻は4時を少し過ぎていた。





俺は一応通夜の時間と、葬式は明日か明後日になるかもしれないということを添えて一斉送信した。


勤め先の上司には直接話し、今日は会社を早退させてもらおう。


あいつが亡くなったということが、現実味をおびてきた。



あぁ、本当に
本当にもう会えなくなるのか。


お前の姿はもうじき見れなくなるのか。






体育館をもう一度眺めた。