桜日記―幕末伝―

本当は一緒に行きたい……共に歩みたいのに……どうしても、もう一人の自分がそれを止める。

―あんたはまた捨てられるんだ、だから人を信じるな……と。

ただ単に、私は弱いだけなんだ―……。

一人にされるのが怖いだけ……。

現に、私は一度、自ら命を絶ったではないか……。

私はなんて我が儘なんだろう?

自分は人を信じる事が出来ないくせに、人から信じてもらえないと傷つく……。

ああ―……。
なんで私は……



生きてるの?