桜日記―幕末伝―

「知っての通り、松原さつきよ!
私はあなたの姉上だからね♪」

松原さんは私のお母さんにそっくりだ。

華奢な体つきで、素手で簪を折るほどの力を持っているとは信じられない。

「はい!
松原さんは、すごくいいお姉ちゃんです♪」

私の言葉に松原さんは少し照れるように笑った。

「俺は高杉晋作だ!
梓の兄上だからな!
梓を泣かす奴は許さねぇぞ!!」

……………シーン。

それ、晋作が言えるのかな?

みんなもそう思ったらしく、怪訝そうな顔で晋作を見ている。