桜日記―幕末伝―

そんな様子の晋作を見た私は、もっとからかってやろうと思い、

「えへへ~、全部聞いちゃったぁ~♪」

と言うとニコッと笑った。

晋作はすごく真っ赤になった。

「………ありがとう」

私がそう呟くと、晋作は、気にすんな、とでも言うようにポンポンッと頭を叩いた。

幸せだなぁ~と感じていると、ん?と疑問に思った。

「……晋作……松原さんはどうしたの?」

そういえば、ここは松原さんの部屋だ。

晋作は、あ~……と苦笑いをした。

何かあったのだろうか?