桜日記―幕末伝―

「えっ……!?」

突然の事にドキッとしてしまう。

晋作は兄上なのに―……。

晋作は

「……ごめん……梓。
お前は謝ろうとしてくれてたのに、俺が変に意地なんて張ったから……
お前を傷つけちまった……」

そう言って、私を抱きしめている力を強くした。

ああ……。
あたたかい……。

「……もういいよ、晋作。
私も晋作がどれだけ必死になって、私を助けてくれたかわかったから……」

それを聞いた晋作は顔を真っ赤にした。

「おまっ……松原に聞いたのかよ!?」