桜日記―幕末伝―

「確かに上海にはたくさんの異人がいたわ。
だけど、あなたのような格好をした人は一人もいなかった……。
だから、私たちは……
あなたを船から下ろそうとしたの……。
けど、晋作だけは違ったわ。
彼は、俺がこいつの面倒をみる!お前らの迷惑になるような事は絶対にさせねぇ!って、私たちを説得したの……。
晋作に頼まれちゃ仕方ないからね……私たちはあなたを日本に連れて帰る事にしたのよ……」

そうだったんだ―…。
晋作は私のために、自分の仲間たちに必死で説得してくれたんだ―…。

そんな事も知らずに、私はあんな事をして……



自分が情けない―……。