桜日記―幕末伝―

「雛森……梓…です。
しばらくお世話になるので……よろしくお願いします」

あ~あ……
絶対に第一印象悪いよな……。

もともとあんまり良く思われてないのに……。

少しだけ挨拶をすると、私はすぐに下を向いた。

―みんなの視線が痛かったから……。

早く部屋に帰りたい―…
そんな事を思っていると

「梓ちゃん♪」

と、誰かが声をかけてきた。

誰だろう?と、顔を上げると、私の目の前に女の人がいた。

その人は、ニコッと笑うと

「フフッ、緊張してるのよね?
私は松原さつきよ!!
女同士、仲良くしましょうね♪」

と、優しく言った。